映画の感想

映画「シンドラーのリスト」ってどんな映画?あらすじと最後まで見た感想|ふぁみぐろ

シンドラーのリスト

スティーヴン・スピルバーグと聞くとどんな映画を想像しますか?

私だとジェラシックパークとかET、AIとか思いつきます。

ファンタジーで夢のあるような映画ばかり作っていると思っていました。

もし、スピルバーグにそんな印象があるならぜひ見てほしい映画。

それが「シンドラーのリスト」。

3時間15分という長編ですが、本当にこんなことがあったのか、今生きている世界で過去、どんなことがあったのか。

今の世界の考えとか世の中が見える映画でした。

簡単なあらすじと感想を紹介します。

ここを読めば映画の簡単な流れは分かりますが、ネタバレは書かないようにします。

スピルバーグ映画の傑作!シンドラーのリスト

シンドラーのいう人物が1100人ものユダヤ人を救う物語です。

見た目の通り※ホロコーストがテーマとなった映画です。
※ナチスがユダヤ人にした大量虐殺

映画を見る前からタイトルにリストという言葉があるのでカンがいい人であればわかると思います。

もしかしたら杉原千畝さんのことが頭に浮かんだ人もいるかもしれません。

シンドラーのリストの同じような内容です。

 

ただ、シンドラーのリストの場合はシンドラーさんがはじめからユダヤ人を救おうとしていたわけではなく、ビジネスとしてユダヤ人を従業員として使っていたら、結果、1100人ものユダヤ人を救った人物です。

シンドラー、本名はオスカー・シンドラー。

映画を見なくてもウィキペディアが映画のネタバレのようなものなので、どんな人物か気になる方はみてみてください!

参考オスカーシンドラー、ウィキペディア

ただ、映画はウィキペディアからは分からない臨場感や歴史を生で見ている感があるのでぜひ見てください!

面白いとかは一切なし!

ここまでシンドラーのリストのことを書いてさぞ面白いです!という感想かと思いきや、面白かったという感想は一切ありません!

個人的な感想としてはただただ歴史の教科書を眺めている感覚、久々に勉強をした気がします。

ただ、映像なので印象の残る感覚は教科書以上の物があります。

なにより実話というのが大きいです。

ナチスとユダヤ人というと誰もが知っているのはアウシュビッツ収容所。

ただ、個人的に教科書だけで見るだけではアウシュビッツも江戸時代も過去のことのような印象をもっていました。

本当にあったことなんだけど過去にあったことでひとくくりにされる感覚です。

しかし、この映画をみてたしかに過去にあったことですし、何より体験をした世代の人が生きている、近い過去にあった事実なんだなぁ~と考えましたし、世界大戦のことへの考えに対して改めるキッカケになりました。

個人的に思う印象に残った場面3選

ネタバレにならない程度に書きますが印象に残った場面が3つありました。

子供がユダ公と叫ぶ場面
女性達がシャワー室に入る場面
赤い服の少女が走る場面

ひとつづずなんで印象に残ったから考えていきます!

子供がユダ公と叫ぶ場面

この場面は映画冒頭。

ユダヤ人がユダヤ人だけ集めた自治区に移動している場面でドイツ人の少女が移動しているユダヤ人に向かって「出ていけ!ユダ公!」と叫んでいます(字幕だと「出ていけ!ユダヤ人!」でした)

なぜこの少女はユダヤ人に対して差別用語を叫んでいるのか?

そもそもなんで少女にユダヤ人に対して差別意識をもっているのか?

おそらくですが、この時代は国問わず政治的プロパカンダが蔓延していた時代(今もそうかもですが)

敵国に対して憎悪だけ抱けばなんでもよかった時代。

それなら敵国に対して差別意識を抱かせる理由はなんでもよかったんだと思います。

30、40代の人が持っている差別意識ならまだしも、10代そこらの子供に明確な差別意識ってあるのかな?

当時を見ると幼少期、10代の頃の考えは周りにいる大人、同年代の思想や考えの影響が多い気がします。(10代のころの自分がそうでした)

そうなると映画内の少女の差別意識も周りの大人がユダヤ人が悪い、人間ではない人種、虫と一緒というような考えを植え付けられた戦争から生まれた一種の犠牲者のような気がします。

そこから思ったのが、今思っている考えは明確な考えなく、ただなんとなくそう思っていることって多いんじゃないかと。

テレビ、ネット、雑誌でいろいろな媒体で手に入る情報。

もしかしたら、受け取っている発信者から何かしらの糸があって作為的に作られた情報かもしれません。

あと、人間って差別意識は常に持っている生き物です。

日本国内でも障がい者、健常者、精神障がい者、同性愛者、もっというと〇〇県民など住んでいる地域で人を分ける。

世界的にみたら韓国、中国、アメリカ、アフリカ、白人、黒人などなど分けるといろいろあります。

なんとなくに国や見た目や考えから差別をしたことは必ずあると思います。

ただ、その「なんとなく」ってなんでなんとなくなんでしょうね。

もしかしたら「なんとなく」に明確な答えがないのであれば怖いことなのかもしれません。

「なんとなく」という考えはもしかしたら誰かに意図して植え付けられた考えなのかもしれません。

こう思うのは「なんとなく」差別していた、「なんとなく」そうだと思っていた、こんな考えをなくて何事にも差別(人、物、国なんでも)をなくする違った世界が見えるかもしれないですし、他の人に対しての対応が変わるかもしれません。

女性達がシャワー室に入る場面

この場面は映画終盤。

詳しくは省きますが、女性たちがアウシュビッツ収容所に運ばれるシーンがあり、複数の女性たちが裸で大きなシャワー室に誘導される場面があります。

女性たちに間ではガス室の事がウワサでひろまっていて、「私達はガス室に誘導されているのかもしれない」という恐怖の表情がでていました。

映画終盤なので、私が没頭してみていたこともあるのかもしれませんが、女性たちがガス室ではなくシャワー室だとわかった時の表情の変化が印象的でした。

死ぬかもしれない、しかし、結果的に死ななかった。

役者の方たちの演技が迫真でした。

映画は序盤と終盤以外、白黒で描かれるのですが、白黒具合が逆にリアルさを出したのかもしれません。

赤い服の少女が走る場面

この場面は映画中盤。

ユダヤ人を収容所に移動させるためにナチスがユダヤ人に対して、街規模で虐殺を始める場面があります。

その光景をシンドラーは偶然丘の上から見ていたのですが、丘の上からある赤い服をきた少女が目に入ります。

映像は白黒なのですが、少女の赤い服だけカラーで描写していました。

なんで少女だけカラーだったんでしょうか?

私が思ったのはシンドラーの世の中の見方がでていたのではないかなと考えました。

シンドラーのリストが終始白黒で進むのは、時代を感じさせる演出と同時にシンドラーが見ていた世の中の現れではないのかなと。

シンドラーは生粋のビジネスマンとして書かれていました。

いってしまえば仕事、自分の仕事が成功する以外に興味がない、結果的にユダヤ人を救うことになりましたが、ユダヤ人を仕事で使ったのも賃金が安かったからという理由だけだった。

自分の仕事だけに興味があり、他のことには興味がない=白黒と書かれていたのかなと思いました。

で、シンドラーが唯一人間と認識した、興味を持ったのが赤い服をきた少女だったのかもしれません。

なんで興味を持ったのかは分かりません。

劇中に子供はたくさんでてきましたがカラーで書かれたのは赤い服を着た少女1人です。

スピルバーグ作品が好きなら絶対に見たい映画!

映画時間は3時間15分という長作。

長かったですけど、見終わったあとの疲れというのは全くなく、見終わった時の感想は「あぁ~」という感じでした(笑)

ホロコーストとか戦争映画は興味ないと思ってもじわじわ引き込まれるはずですし、何よりスピルバーグ作品なので無条件で見てみること必須です!

一応言っときますとシンドラーのリストはR18で殺戮場面や女性の裸、男性の裸が出てくる場面があるので子供がいる方は見るのが難しいです。

何より21時から見たとしても見終わるのは0時15分ですからね。

早く寝たい!

なので私はネットフリックスでスマホを見ていました。

スマホなら子供に見られる心配もないですからね!

でも、ネットフリックスでシンドラーのリストを見れるのは2018年5月17日まででした。

調べたら初回お試し1ヶ月無料でドコモが提供しているサービス、dビデオでも見れるので気になる方はぜひ見てみてください!

これから他の映画を見てみます(*´ω`)

最後に劇中で印象に残ったセリフがこれです。

「一人の人間を救う者は、全世界を救う。(Wer einen Menschen rettet, rettet die Ganze Welt.)」

ここまで読んでくれてありがとうございました。